パチンコ店の地域別特徴(都会と地方による営業方針の違い)

パチンコ店も営利企業ですので、お客様が勝ってばかりではお店が成り立ちません。その為、他業種同様に、各店舗営業方針を持って営業を行っています。換金率等にも左右される部分もありますが、営業方針には地域による特性が大きく見受けられるのです。

 

では何がどう違うのか、都会の店舗と地方の店舗の営業の違いで比べてみます。

 

都会と地方のお客様では、パチンコ店を選ぶ基準が違います。都会のお客様は、勝つという事を目的にパチンコ店に来店しますが、地方のお客様は勝つよりも遊ぶを目的に来店されるのです。そこから大きな違いがいくつか出てきます。営業活動には、接客や店舗の雰囲気作り等色々ありますが、特に大きな違いとしては新台入替の頻度と玉を出す頻度があります。

 

パチンコ店において、営業利益を上げる為には無くてはならない営業活動といえます。都会の店舗は新台入替が頻繁に行われます。今は専門誌等でも、簡単に新台情報が見られるようになっており、都会のお客様は最新台を打ちたがるのです。

 

周りの競合店舗が、最新台を早期に導入してしまえば、自分の店舗の集客は勿論落ちます。お客様が来なくては営業が成り立ちません。その様な状況にならないよう、競うように最新台をいち早く導入し、集客に繋げるという訳です。

 

しかし新台を導入するには莫大な費用がかかります。勿論、その費用も回収し利益を上げなくてはなりません。その為に、都会の店舗ではイベントの度に玉を出す事が出来ず、本気のイベントの時だけ赤字覚悟で玉を出すのです。

 

都会のパチンコ店は集客の為、イベントを多く打ち出し、店頭での呼び込みを行う店舗もあります。常に一定の出玉を見せる事が難しい、都会のパチンコ店の営業方針の特徴は、新台を大きくアピールする事や、集客を見込めるイベントを沢山打ち出し、アピールする事などにあるのです。逆に地方店舗では、新台入替は月に数回程度です。

 

入替といえば稀に、最新台を導入する事もありますが、殆どは中古台の導入となります。中古台は最新台に比べ、費用が最小限に抑えられるのです。その為に、イベントだけではなく、通常から安定した出玉を提供する事が可能となります。

 

また客層から、低貸玉で遊べる事をアピールをする店舗が多く、お客様に低リターンながらも低リスクで常に遊べる事を印象付ける活動に力を入れます。勿論、店舗も同様に1日の利益は少ないですが、安定した稼働と利益が確保出来る様になります。

 

安定して利益を生み出す為、イベントでも都会の店舗に比べ、お客様を裏切るガセイベントを開催する事は少ないでしょう。

 

パチンコ店でも、色々な営業の仕方が存在しますので、全てのパチンコ店が当てはまる訳ではありませんが、このように立地条件やお客様の層の違いから、都会のパチンコ店と地方のパチンコ店とでは、基本的な営業方針が違うという事なのです。

 

こういったことを頭に入れて、パチンコ屋の営業スタイル、出玉、イベントなどを見ていると、今までなんとも思っていなかった店が意外な優良店であることに気が付くかもしれません。