パチンコ店の新台の入れ替えペースをチェック

パチンコ店において昔は、新台入替といえば大きなイベントのようなもので、月に1回や数カ月に1回くらいのペースで行なわれていたものでした。現在も集客する為の大切なイベントには変わりがありませんが、頻度が比べ物にならないくらいに頻繁になってしまっています。一時規制がかかった事もありますが、新台入替を行うペースは、立地条件や客層、パチンコの経営状況により変わってきます。

 

立地条件でいえば、繁華街にあるパチンコ店や駅前にあるパチンコ店では、毎週のように新台入替が行われています。その理由としては、繁華街や駅前では、パチンコ店が密集する傾向にあって競争が激しくなっている事が上げられます。新台は、集客をする上でとても大切な商品になってきます。

 

近隣のパチンコ店が、大量に人気機種を導入すれば、それだけ稼働が落ちてしまうのは必至の状況になります。その状況を防ぐ為に、メーカー等から情報を貰い近隣店の導入する台数と同等の台数を導入して対向して行くのです。繁華街のパチンコ店では、このような駆け引きが毎週のように行なわれて、新台入替のペースがどんどんと早くなってしまっているのです。

 

しかし、パチンコ台は1台あたり数十万円もします。新台を入れ替えるには、相当な費用がかかってしまうのです。10台導入したらあっという間に、何百万円という単位になってしまいます。

 

それが、毎週のように経費としてかかってくるという事は、減価償却をし、更に利益を上げる為には、それなりの回収をしなくてはならない訳です。チェーン店が沢山あるなどのパチンコ店は、そんなに過激な回収はしないでしょうけれど、資金力が厳しいパチンコ店で、更に新台を多く入れているパチンコ店は、入替数日後から回収をしていかなければ、利益を取る前に稼働が落ちてしまう場合もあります。

 

また、パチンコ店のメーカーは、大体が東京近県に集中しています。繁華街にあるパチンコ店の場合には、お客様の流れも速く、新台を買わざるお得ない条件が沢山揃ってしまっているのです。逆に郊外店の場合、新台入替は、繁華街店の約半分になります。何故かといえば、繁華街のパチンコ店と違い、近隣に競合する店舗が少ないという事と、客層が常連中心で、動きがあまりないという部分が多いのです。

 

競う相手がいない訳ですから、慌ててトップで新台を導入する必要もなくなります。又、客層も常連中心の営業になっている為に、最新台よりも中古台の導入が多くなる傾向にあるのです。こうのように、繁華街と郊外のパチンコ店の入替ペースが違う理由を見てきましたが、新台を導入しても売上が伴えば急激な回収をする必要もありません。

 

新台入れ替えの頻度が高い店は、それで売り上げが上がるからやっているのか、それとも周りに合わせて仕方なく寝台を導入して回収設定にしてしまうのか、この辺りは日頃の観察で見抜くしかありません。

 

会社の売り上げ規模ですとか、そういった観点で優良店を選ぶという発想に至らない人も多いようですので、少し意識してみましょう。