人件費が多いパチンコ店は客に還元しづらい

■はじめに

 

結局のところパチンコ店の経営とは、売り上げの中から出玉で還元をして、色々な諸経費を引いたものが会社の利益となるわけです。

 

つまり、経費を使いすぎてしまうと、売上金額の中から客に還元するお金が削られてしまうのです。そんな時は、マイクパフォーマンスや電飾、音楽などで、アツそうに演出するので、騙されないようにしましょう。

 

本題に入りますが、パチンコ屋の経費の中で大きなウェイトを占めているものの一つに人件費があります。ここにお金を使いすぎてしまうと客に出玉で還元できなくなる可能性が出てきますので、一つの指標としてチェックするべきなのです。

 

 

 

 

パチンコ店の適切な人件費、必要な人数はどれくらいなのでしょうか?

 

パチンコ店は、パーソナルシステムという自動で出玉をカウントするシステムを導入しているお店と、玉をドル箱に入れて箱が一杯になったり、帰る時に、従業員を呼び流してもらったりする、通常のシステムのパチンコ店に分けられます。

 

パーソナルシステムを導入しているパチンコ店での従業員の仕事といえば、概ねトラブル処理のみになります。接客を重視して考えているパチンコ店で、今は多く導入されているのです。パーソナルシステムでは、従業員は、ほとんど島をひたすら巡回して、不審なお客様がいないかという警戒をしたり、お客様の質問に答えたりという事やパチンコ台の清掃くらいしかする事がありません。

 

ですので、300台のホールを2名から3名いれば十分になります。しかもお客様が自分で全てを行ってくれる為、稼働に関わらずこの人数で大丈夫なのです。パーソナルシステム導入のパチンコ店で、この人数以上の従業員がいた場合は、人件費を使い過ぎている可能性があります。

 

その反対に、通常のシステムで営業しているパチンコ店では、従業員の数か結構必要になってきます。パーソナルシステムを導入しているパチンコ店とは、仕事量が全然違ってくるからです。通常のシステムでは、ドル箱の交換、ドル箱の玉をジェットカウンターに流す作業、台のトラブル対応、パチンコ台の清掃、お客様対応と色々仕事があるのです。

 

全て従業員のサービスで行なう事になりますので、稼働が上がれば、その分だけ従業員が必要になってきます。

 

今日は、暇そうだからといって従業員の人数を減らしていた場合に、万が一稼働が良くなってしまうと、途端にサービスが行き届かなくなってしまいます。そのような事を避ける為に、通常のシステムをとっているパチンコ店で、300台くらいの設置台数がある場合には、4名から6名の従業員を毎日出勤させています。

 

これが、たとえ稼働がなく暇な日でもこの体制は、変わる事はありません。

 

ですから、通常のシステムのパチンコ店の従業員が暇そうにしていても、仕方のない人件費となります。

 

毎日稼働がないパチンコ店では、勿論人件費の使い過ぎという事もあるかもしれないので一概には言えませんが、一般的と考えて下さい。このように、人件費の使い過ぎがあるかどうかという事は、導入システムによって大きく変わってきます。

 

人件費が多くかかれば、少なからず出玉に影響が出てくるのは、その通りです。皆さんの行くパチンコ店では、無駄な人件費を使っているパチンコ店はあるか、少し観察してみて下さい。